ところが,ここに来て逆の動きが兆している。もっと軟らかい4Bがいいんじゃないかという。
● HBであっても,鉛筆で文字を書くのに筆圧は要らない。芯先を紙に接触させてスッスと動かせば,問題なく筆線が残る。長く書き続けても腱鞘炎などになるはずがない。
ただし,それは理屈であって,人間がやることは理屈どおりには行かない。どうしたって力が入ってしまう。正しい持ち方云々も関係ない。
● 腱鞘炎の心配をしなくちゃいけないほど,おまえはたくさん書いているのかというツッコミが入りそうだが,当然,そんなわきゃない。ただ,腕がダルくなることはある。それもごく稀にだけどさ。
で,それへの防御として4Bを使うという手はあるかな,と。そんなに違わんような気もするのだが。
● たくさん書く職業の人,たとえばプロの作家先生も,今はパソコンを使う人が多いのだろう。そうした人たちにとって,パソコン(ワープロ)は腱鞘炎の心配から解放してくれる救世主に映ったかもしれない。キーボード入力の最大の利点は,あるいはそこにあったのかもね。
パソコン以前,原稿は軸もニブも太めの万年筆で書く先生が多かったろう。鉛筆派は少数。鉛筆派の多くは2Bというのが相場で,HBで書いてる先生はほぼいなかったたんじゃなかろうか。腕への負担を軽減するためだったろう。
ホクサイン。HB,B,2Bはすでに持ってはいるのだが,まだ使うに至っていない。「なめらかアート鉛筆」をアートではない用途に使うわけだが。
● 4Bでも2㎜芯。ポリマー芯ゆえ,4Bでも型崩れ(?)は一切なし。だから硬いのかというと,そうではない。4Bの軟らかさを実現している。
価格は Hi-uni を凌ぐ。国産の通常鉛筆では最も高価なものか。
● can pencil は児童用のかきかた鉛筆だが(ダースで買うとプニュグリップがひとつ付いてくる),鉛筆に児童用も大人用もない。児童に使いやすいものは,大人が使っても使いやすいはずだ。
万年筆に初心者用も上級者用もないのと同じだ。自称上級者がそれを言いたがるが,片腹痛い。
● 4Bなら腕への負担が少なくてすむのではと思ったのだが,そこはあまり違わないかもしれない。少なくとも,HBと2Bほどの違いは2Bと4Bの間にはない。
もうひとつ,4Bの黒さに耐えられるか問題。B罫にビッシリ書いた場合の黒さだ。耐えられるだろうが,黒さは Hi-uni の2Bあたりでいいんじゃないかと思える。
今のところの感想は,腕への負担軽減を考えても,一般筆記ならば2Bでいいんじゃないか,というもの。



0 件のコメント:
コメントを投稿