2024年6月14日金曜日

2024.06.14  三菱鉛筆の 9800 が消えるという噂から

● 三菱鉛筆の 9800 が生産終了になるというこの記事は,まだ削除されていないんですね。
 しかも,検索エンジンは上位に表示するから,読まれている記事なんでしょうな。嘘とわかっていて,楽しんでる(?)人が多いんだろうか。

● 三菱鉛筆も取り合う気配はない。取り合う理由もないだろう。
 三菱鉛筆が何らかのコメントを出すような話ではない。生産終了などとはひと言も言ってないのに,勝手に都市伝説ができあがっているだけなのだから。

● 三菱鉛筆は淡々と生産を継続し,市場に製品を供給し続けている。したがって,文具店に行けば今までと同じように 9800 が売場に並んでいる。
 メーカーとして,それ以上に何かする必要があるのか。

● ここから,ちょっと違った話になる。
 日本の鉛筆メーカーはラインナップが細かすぎるのではないかと思うことはある。三菱なら,uni 3種に 9800,9000。消しゴム付きの 9852,9850。かきかた鉛筆の Palette が2種。細かく数えれば他にもある。

● じつは三菱鉛筆も uni 3種に絞りたいのじゃないか。uni に誘導したい,9800 はそろそろ止めたい,というのが本音だろうなと推測する。
 せめて,社会人なら uni を買ってくれ,というのがメーカーの本音じゃないかなぁ,と。

● 鉛筆全体の需要がここまで落ちているのだ。いつまでも過剰サービスを続けるわけには行かない。
 というのは,実情を知らない者の的外れな想像で,実際はそんなものじゃないんだろうか。

● ちなみに,ぼく一個の感想を申しあげれば,9800 と Hi-uni があればよく,中間は要らないと思っている。需要を見込めるなら,9800 と Hi-uni のそれぞれに消しゴム付きを加えればいい(さほどの需要はあるまいと思うが)。
 と言っても,Palette をなくすわけにはいくまいが,ベースは 9800 と Hi-uni で良いのじゃないか。

● 企業なのだから,まず儲けなくてはいけない。利益をあげればこそ,学童向けに良い製品を開発して提供することもできる。
 ぼく一個は日本の文具メーカーはもっと悪どく儲けを追求していいんじゃないかと思っている。足りないのは悪どさではないか。


(追記 2024.06.16)

 今日現在で,上の記事は削除されている。忙しい人が書いているのかね。削除のタイミングがだいぶ遅かった。

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