2025年8月16日土曜日

2025.08.16 歴史は繰り返さない

● ここ数日,意識していろんな鉛筆を使っている。書いてるときはBか2Bの軟らかさ,滑らかさが心地いいけれども,紙に残る筆線の黒さはHBの方が品がある。

● 濃い方が記憶に残りやすいと謳っているメーカーがあるけれども,こちとら,勉強なんぞしてるわけじゃない。
 忘れてもいいように書いている。もっと言うと,忘れるために書いている。書いたノートが残ってるんだから,必要があれば参照すればいい。

● ちなみに,ぼくは読み返さない派。つまり,参照する必要に迫られたことがあまりない。
 手帳はしょっちゅう参照しているけれども,それも今年の手帳に限られる。昨年より以前の手帳を参照することは,ほぼほぼない。

● 鉛筆の話に戻るんだけれども,結局,鉛筆は何でもいいという結論に行きそうなんだよね。
 昭和原人の場合は9800か8900が記憶の故郷でしょ。記憶が変容されてる可能性も高いけど。結局,そこに帰ってくることになりますかねぇ。

● 55円(百均まで視野に入れれば37円)で買える安い鉛筆。しかし,充分にハイスペック。
 2Bくらいになると,9800と Hi-uni の違いも曖昧になる。HBと比べると差異を感じにくくなる。
 ひょっとすると,鉛筆は9800と8900があれば他は要らん,なのかもしれないよ。

● 1958年に uni が登場。メーカーの予想を超えて売れた。「Bの黒さでHの硬さ」が受け入れられたのかどうか知らないけれども,とにかく売れた。
 しかし,現在だったらどうだろうか。9800と8900しかないところに uni が出てきたとして,そんなに売れるだろうか。

● 当時は鉛筆の需要自体が昇竜の勢いだった。いまは完全に過飽和状態。さらに,右肩下がりが予想される。右肩下がりしか予想できない。
 uni は天の時を得たんだねぇ。歴史は繰り返さない。

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