2025年8月10日日曜日

2025.08.10 BLACKWING を “復刻された” と言うことへの違和感

● どうでもいいことなんだが。BLACKWING を “復刻された” と言うのが,どうも引っかかる。外見をそっくりにしただけの別物だよなぁ。
 パルミノはエバーハード・ファーバー社から商標使用権を買い取っているんだろうから(ここがモレスキンとは違う),法的にはその言い方で何の問題もないんだろうけども,でも,今の BLACKWING はかつての(オリジナルの)BLACKWING とは別物。

● 書き味はオリジナルより良くなっているんだろうけど。何せ,オリエンタル産業の上質の芯を使っているんだろうからね。
 木軸の剛性も向上しているんじゃないか。何せ,日本の鉛筆メーカーが製造しているんだから。

● 芯も木軸も日本製。製造も日本。BLACKWING がそれを自ら告知して,アピールポイントにしているんだから,BLACKWING は紛うかたなく日本製だ(消しゴムはベトナム製。日本メーカーのベトナム工場で製造されたものじゃないかと思ってるんだが)。
 日本製の BLACKWING がかつての BLACKWING と別物じゃないわけがない。

● ルックスと名前を同じにすると,そこに繋がりを見てしまうのは,ぼくらの危ういところだ。
 これもひとつの情緒で,ぼくらは情緒が好きなんだろうな。

● もっとどうでもいいことなんだが。日本のメーカーが製造して,言うなら鉛筆の白木状態でアメリカに搬送して,アメリカで塗装と消しゴムを取り付けて,世界に輸出しているのかと思ってたんですよ。
 けど,BLACKWING の塗装は日本っぽい気がするんだよね。塗装まで日本でやってます? ひょっとしてひょっとすると,消しゴムの取り付けも日本でやってる?

● 要するに,日本で完成品にして,いったん,アメリカに持っていって,箱詰めだけアメリカでやって,世界に輸出するという構図?
 だとすると,日本人が BLACKWING を購入するということは,往復の搬送費と各種の手数料,関税を支払うということかい。いや,わからんけどね。

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